FXは初期資金が少なくても工夫と努力次第で大きな資産を築くことができます。
しかし、いつまで経ってもトレードが上達せず稼げない人も多くいるのではないでしょうか
FXで稼げないトレーダーには、共通する特徴や悪い習慣があります。
それを修正出来れば勝てるトレーダーに変われる可能性があります。
これからFXを始められる方や初心者トレーダーの方はこの記事を読んで参考にして下さい。
FXで稼げない人の共通する特徴とは？
まずはFXで稼げない人の代表的な特徴を紹介します。これらの特徴をしっかり理解しておかないと継続的にFXで利益を上げていくことは難しいと言えます。
1．過去に執着する人
1つ目は、過去に囚われすぎている人です。初心者トレーダーによくあるミスの１つに、「過去にこの状況で相場はこのように動いた。だから今回も同じように動くだろう」と確信してしまうことが挙げられます。このような思考状態で運よく勝ってしまうと最悪で、より一層思いこみが強くなってしまい大変危険です。
思い込みを抱いてトレードしていると、なかなか損切りできない心理状況に陥っていきます。
自分の思っていた値動きと実際の値動きのギャップによる違和感で、正常な判断能力を奪っていきます。
収益を上げ続けているトレーダーは、一回一回のトレードを独立させて考えています。
もし仮に自分が予想した値動きと違う方向に相場が動いた場合でも、素直に負けを認めて損切りして次のトレードに備えています。
2．感情的でその場の雰囲気に流されやすい人
2つ目は、感情的でその場の雰囲気に流されやすい人です。日常生活であれば、その場の雰囲気に合わせることができる人はコミュニケーション能力が高く良好な人間関係を保つことができるかもしれません。
しかし、FXにではトレードで負けたから取り返そうと思って感情的なトレードをしてしまうとさらに負けてしまう事が多いです。
また、周りのトレーダーが取引しているのを見て、自分も取引したくなりルールを無視してトレードを行うなど、周りの雰囲気にのまれてトレードしてしまう人も危険です。
FXで勝つためには合理的で冷静な判断を下すことが大切です。
3．ルーティンワークが苦手な人
3つ目は、ルーティンワークが苦手な人です。
勝てているトレーダーほど、シンプルなトレードルールでトレードしています。
エントリーから利確、損切りまでの一連の動きを必ず守ることができるルールを明確化してそのルールを確実に守ることが必要です。
なかなか利益を上げられないトレーダーは、エントリーから利確、損切りまでの流れが複雑すぎてルール通りトレードできなくなってしまう傾向があります。
中には、複雑なルールを用いたトレードが大きな利益を上げるコツだという間違った認識をしている人もいます。
次々に新しいルールを出して無駄にエントリー回数を増やす初心者トレーダーは、いつになっても安定した収益を上げることは難しいでしょう。
継続的に利益を出すトレーダーになるためには、自分で決めたシンプルなルールをひたすら守り続けることが大切です。
シンプルなルールであるため、トレードが退屈に感じることもあるかもしれませんが、何の為にトレードしているのしっかり考えルールを守ってトレードしましょう。
FXトレードで負ける理由
FXで負けるトレーダーには必ず理由があります。
FXでなかなか収益が出せず、自分は負けトレーダーだと自覚していても、実際にトレードするタイミングでは自覚していないこともあります。
FXトレードで勝つには客観性はかなり大事です。
傍から見てやってはいけないことがありますが、どうしてもトレードをするその瞬間はそれを忘れてトレードをしてしまいます。
なぜそういう行動をしてしまうかというと、
「トレードで稼ぎたい」からです。
全てがここに集約されます。
当たり前ですが、FXで稼ぎたい、FXで収入を今より増やしたいと思って、FXトレードをやっていると思いますが、それを否定するという矛盾した事実があります。
しかし実際に矛盾しているのは相場に向き合っている当人だけで、
客観的に考えると
「トレードで稼ぐなら悪い習慣を取り除くべき」と簡単に言えます。
ではどんな悪い習慣があるのでしょうか？
1.ポジポジ病
トレードをまだやったことがない人はわからないと思いますが、
ポジポジ病というのは,常にポジションを持ちたくなってしまう心理状態のことです。
ポジポジ病になると、相場を見る度に、どんな状況でもチャンスだと感じてしまい、不必要なエントリーが増えます。言い換えれば、期待値の低いトレードを繰り返すことで、トレード全体の勝率が低くなってしまいます。
なぜそうなるかというと、これもやはり早く「稼ぎたいから」です。
１、トレードをする＝利益になる
２、負けを取り返す
３、勝って調子に乗る
これらが原因で、いずれも自分の感情から湧き上がって来るもので、
それを抑えつけるのはなかなか難しいです。
2.損切りを入れない
なぜ損切りを入れないかというと、『損失を確定したくない』または、自分の判断が間違っていた。という『自己否定をしたくない』といった理由があります。
例えば、『損失を確定したくない』という理由で損切りを入れない人は、過去に含み損を耐えていたら、運よく含み益に変わって利確できた！
こういう経験をしてしまうと、損切りを入れるだけ無駄だと思ってしまいます。
確かに戻ってくることもありますが、戻ってこなければ最終的に資金がゼロになってしまいます。損切りを入れない人は、必ずと言っていいほど、いつかどこかで資金を飛ばします。
3.資金管理を大きく取ってしまう
資金管理とは、手元の資金に対していくらの損失で1回のトレードを終わらせるか？
というもので、個人的には2%以内を推奨しています。
例えば100万円の資金に対して2万円の損失で終わらせるようにトレードをするということになります。
資金管理を大きくとってしまう理由としては『早く稼ぎたい』『損を取り返したい』といった感情がからくるものです。
こちらについても、それで運よく勝てればいいですが、負けた時は大きく資金を減らす、最悪資金を失う可能性があるので、資金管理を大きくするのはおすすめしません。
悪い習慣を修正するためには
ではこれらの悪い習慣を修正するにはどうしたらいいでしょうか？
その答えは2つあります。経験上、この2つによって悪い習慣は修正されます。
覚悟を決める
メンタル的な部分になってしまいますが、ここのセットアップは自分でするしかありません。
経験していくと必ず、自分の想定通りの勝ち方が出来るときがあります。
それは、自分ではまだ明確になっていないかもしれませんが、何となくのルールがあって、それに基づいてトレードをした結果、勝ったということです。
ということは、同じことを繰り返せば資金が増える可能性があります。
そこで、トレードするだけなら実はトータルで勝っているかもしれません。
当たり前ですが、今、勝てていないのは、あなたが余計なことをしているだけの可能性があります。
余計なことをやらない覚悟が出来れば、自然に勝てるようになります。
トレード記録を付ける
過去検証と並んでやらない人が多い作業です。
ただ、これをやっておくとルールを守りやすくなります。
トレードをする前後に今回のトレードはどんなルールかを記録しておくと、
客観的にルールが守れているか、守れていないかがわかります。
トレードをしたいからと、こじつけようとしても自分自身でわかります。
しかし、記録をしてないとストッパーがなく自分の感情でトレードをしてしまうので、
これまでの習性を断ち切ることが出来ません。
やってみるとわかりますが、かなり悪い習慣を改善できるのでお勧めです。
まとめ
今回はFXで稼げない人の特徴と悪い習慣について紹介しました。
FX初心者は複雑で派手なトレードをしたがる傾向があります。しかし、実際に稼いでいるトレーダーは、毎日コツコツと自分のトレードルールを守って無理のないトレードをしています。この違いが勝てるトレーダーと勝てないトレーダです。
結局負けるトレーダーは、
「今稼ぎたい」という欲求が強く変な癖がついて安定して勝つことが出来ないということになっています。
自分の勝ち方を持っているのに勝てないという人は結構多くて、
余計な部分をしなくなると安定して勝てるようになる方は多いと思います。
本気で稼げるようになりたいのなら、余計なことをせずにルールを守るだけ。
これを覚悟を決めて実行してみてください。
自然と収益も上がるでしょう。
